【防災玉手箱】登下校中に発生した地震災害から自分の命を守ろう

「防災玉手箱」とは?

長岡市内の小・中学校の防災教育の授業に活用できる教材(防災学習プログラム、講師派遣、参考資料等)を、「玉手箱」を模した箱にひとまとめに分かりやすく収納したものです。いつでも気軽に利用できるように工夫がされてあります。

各学校において、授業時間や学びたい内容に応じて教材を選択しながら、児童生徒が分かりやすく、楽しく防災について学べ、長岡市内外の様々な資源を活用した授業を実施できるように作成したものです。

※平成29年8月長岡市内の市立小・中学校全校に配付済み

※新潟県中越大震災復興基金義援金事業教育・文化対策事業「ふるさと新潟防災教育推進事業(学校実践)」補助金活用事業

火を使わない災害時の食事づくり

7月6日に、長岡市立栖吉小学校6年生と保護者を対象にした防災講座を実施しました。栖吉小で防災をテーマにPTA行事を行うのはこれで3年目です。

中越地震当時、栖吉小では長岡市の小学校の中でも大きな被害を受け、避難所も開設されました。

地震から13年経過し、学校に通うのは皆地震を経験していない子どもたちになりました。経験がないのは、子どもたちだけではありません。中越地震後に別の地域から来た保護者の方も今では多くなってきています。

今回の講座では、当時の様子を振り返るとともに、もしまたこの地域で大きな災害が起きた時に、「どんなことに困り」「どんな備えが必要か」を考える目的で行われました。

 

災害食づくり体験に入る前に、災害時の食の重要性について考えるために、避難所での食をテーマにした話し合いを行いました。

「300人いる避難所におにぎりが100個しか届かなかったらどうする?」

この課題について、保護者の方も交えたグループで話し合います。

「煮炊きして雑炊にしたらどうだろう?」「でも、水とか鍋とかガスとか道具が必要になるね」

「自分は我慢して小さい子やお腹が空いてる人ひ譲る」「そんなの絶対無理だよ」

その後、長岡市の食料備蓄の状況や、災害時の食に関する困りごとを確認しました。

 

災害直後、避難所に届く物資のほとんどはパンやおにぎりなど炭水化物中心です。炭水化物中心の食生活が続くと、食欲不振、ビタミンやミネラルなどの不足で体調を崩すことにもつながります。

電気・ガス・水道が使えず、生鮮食品を調達しづらい災害時でも、栄養価の高い食事を最小限の手間と物資で作る手段として、火を使わないパッククッキングを体験しました。

常温保存でき、栄養価の高い切り干し大根・乾燥わかめ・ツナ缶をポン酢で和えた切干大根サラダを作りました。

包丁も火も使わないため、分量さえ決めてしまえば小さな子どもでも安全に作ることができます。

災害時を想定し、限られた水で調理したため、味付けがやや塩辛くなってしまった班もありましたが、これも経験です。今度もっと上手にできるようにぜひ家庭でも試してもらいたいなと思いました。

【防災玉手箱】祖父母参観日を活用した防災グッズ作り体験

「防災玉手箱」とは?

長岡市内の小・中学校の防災教育の授業に活用できる教材(防災学習プログラム、講師派遣、参考資料等)を、「玉手箱」を模した箱にひとまとめに分かりやすく収納したものです。いつでも気軽に利用できるように工夫がされてあります。

各学校において、授業時間や学びたい内容に応じて教材を選択しながら、児童生徒が分かりやすく、楽しく防災について学べ、長岡市内外の様々な資源を活用した授業を実施できるように作成したものです。

※平成29年8月長岡市内の市立小・中学校全校に配付済み

※新潟県中越大震災復興基金義援金事業教育・文化対策事業「ふるさと新潟防災教育推進事業(学校実践)」補助金活用事業