これまでの活動履歴

【防災玉手箱】総合学習を活用した防災教育

長岡市立大島小学校

目次

活動紹介

長岡市立大島小学校にて、5年生を対象に防災をテーマに総合学習を行いました。

自分たちにできることをイメージしながら活動をしてほしいという先生の想いを聞き、まずは中越地震と復興に向けた活動を行ってきた方からの体験談を行いました。

①令和元年9月18日(水)

【中越地震の語り部学習】

その時の町の被害や人の様子、帰るまでの道のり、途中で知らない人の家に車を停めさせてもらい、歩いて小千谷まで帰ったこと。家には誰もいない。避難所ということを考えたこともないし、知らなかった。とにかく、人がいそうなところを探し、家族を見つけた。
というお話にはじまり、すぐに駆けつけてくれた自衛隊の人やボランティアの人の様子、家族や地域の人とどのように乗り越えたかをお話しいただきました。

質疑応答を挟んで、地震後に行った全国に感謝を伝えるイベントや東日本大震災への炊き出しの体験談、新潟からできる実際に行ってきた支援の様子をお話し、「みんなができること、小さな一歩でいい。みんなが考えてほしい」とメッセージを伝えていただきました。

その後、「おぢや震災ミュージアムそなえ館」に見学に行ったり、調べ活動を行っていく中で、子どもたちがそれぞれ調べたいテーマ別にグループを作り活動を行うことになりました。

②令和元年11月20日(水)

【テーマ別の防災学習】

「防災マップ作り」の班は、地域の方と一緒に地域巡検を行いました。
「災害食作り」の班は、野菜スープやポテトスナックサラダ、蒸しパン作りを行いました。

「防災グッズ」「募金・ボランティア」の班は、最初の一コマを合同で避難所の学習を行いました。
どんな困りごとがあるか、できることはあるかについて考えていく中で、自分たちの活動が実際の災害時にどう結びつくのかイメージできました。
その後、各班での活動。
「防災グッズ」の班は、ダンボールパーテーション作りやペットボトルランタン作り等、避難所の体験を行いました。
「募金・ボランティア」の班は、災害時の避難所でのボランティア活動の様子を聞いたり、募金にも義援金と支援金の違いがあることを学習しました。

担当者:NPO法人ふるさと未来創造堂 中野

 

 

この記事を書いた人

英里星野

NPO法人ふるさと未来創造堂

新潟県内を中心に、地域に根差した防災教育の推進をサポートするNPO法人です。 防災の視点を添えた3つのサポート(学校サポート・地域サポート・家庭サポート)を柱に、地域一体での「共育社会の再建」を目指しています。

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