熊本地震被災地支援へ

新潟市立白新中学校生徒会による熊本地震被災地ボランティア活動に7/22~7/24の3日間、引率の先生2人と同行してきました。

生徒自身が行きたい!と言って叶った熊本行き。
白新中学校は、新潟市「防災教育」学校・地域連携事業の今年度の指定校でもあり、発災当時から現場でコーディネートをしてきたスタッフがコーディネートに関わっていたこともあって、現地での調整をしてもらい、3日間熊本での支援活動を行うことができました。

妙高市小中学校PTA連合会 防災講座

妙高市小中学校PTA連合会研究大会にて、防災講座の講師を務めました。
会場は妙高市新井ふれあい会館です。
保護者と学校の先生方、合わせて140名ほどにお集まりいただきました。

今年の研究大会のスローガンは「今、果たすべき親の責任~災害に負けない子どもを育てるために、私たち親は何ができるか~」です。
このスローガンに基づき、前半では熊本地震の支援に入ったスタッフ2人が講和を行いました。
一人は熊本地震発災直後に現地に入り、もう一人は発災から継続的に支援に入っています。
後半は家庭や地域、小中学校で取り組むべき防災について話し合うワークショップを行いました。

前半の講話では、最初に「災害に負けないとはどういうことか」をイメージしてから話をきいてもらいました。
熊本地震での被害の様子、子どもたちが避難所でどのように過ごしていたのかを中心にお話しをしました。
その後、災害に負けないとはどういうことかというテーマで、自分自身の考えをA4用紙に書き、お隣同士で共有してもらいました。

「災害に負けない子ども」を育てるために、大人にできることは、日常と非日常はつながっていることを理解させ、防災に対して意識を持ち、スキルや知識を身に着けようとする自分自身の姿勢を子どもに見せること、とお話しさせていただきました。

後半のワークショップでは、学校ごとのグループになり ‟えんたくん”という段ボールキットを用いて、以下の3問について、家庭、地域、学校という立場から話し合いをしてもらいました。

①道が通れなかったら困ることは何ですか?

②避難所に入れなかったらどうしますか?

③ライフラインが止まったら困ることは何ですか?

災害時にどのようなことに困るのかをイメージした上で、「各学校・地域・家庭で、災害時のために日頃からどんな取り組みが必要ですか?」というテーマで、30分ほどグループによる話し合いをしてもらいました。

話し合いの中で、印象に残ったこと、新たに思いついたことなどを ‟えんたくん” に記入してもらいました。
皆さんにたくさん書いていただき、お話しもすごく盛り上がりました。

教員からは、「(自戒も込めて)まずは家庭での親子コミュニケーションが大切なのではないか」「災害時に夫婦でもどう動くのか(勤務校に行くのか、家族の安否確認が優先か)を決めておくことが大切」「引き渡しをスムーズにできるよう、保護者の顔を覚えておくことが小規模校なので比較的容易であり、明日からでもこれに取り組んでいこう」「保護者と災害時をイメージした話し合いの場を持てて良かった」といった意見が出ました。

保護者からは、「生理用品などをいつでも子どもに持たせるようにしたい」「食物アレルギーが自分の子にあるので、災害時のアレルギーについても対策を考えてみたい」など、母親でないと気が付けない細かな点まで考えていただくことができました。

災害に負けない子どもを育てるためにできることは何か―真剣に考える大人の姿こそが、子どもたちを動かすのだなと改めて感じた日でした。

5、6年生向け津波防災講座

長岡市立上川西小学校で保護者参観日にあわせ、5,6年生向けに津波災害をテーマとした防災講座を行いました。

この地域には、津波は来ませんが、夏には海に遊びに行ったり、将来は海の近くに住むこともあるかもしれないので、津波をテーマにした防災講座をしてほしい、という先生からのご要望があり、実施いたしました。

6年生と保護者向け防災講座

長岡市立栖吉小学校PTA学年行事で、6年生の児童と保護者向けの防災講座を実施しました。
6年生は12年前に起こった中越地震の年に生まれた子たち。
つまりここにいるお母さんたちは、震災当時、妊婦か乳児を抱えており、避難行動要支援者だったわけです。