これまでの活動履歴

避難所運営ゲームHUG講座

新発田市立佐々木中学校

活動紹介

平成30年7月12日(木)新発田市立佐々木中学校にて、全学年を対象に「避難所運営ゲームHUG講座」を行いました。 全校生徒が縦割り班に分かれ、その中に地域の町内会やPTA保護者の方々が一緒に参加して活動しました。

避難者カードやイベントカードを読み上げていくと、「もう来たよ!」「えー、それは我慢してよー」など言いながら、地域の方と一緒に、避難所をどう運営していくかを考えました。驚いたのは、沢山避難者が来たり、問題が起きたりすると、サッと優先順位を考え、「こっち先に決めよう」という声が聞こえてきたことでした。

そして、体験が終わった後に、感想や気付いたこと、また不安に感じたことを班で共有しました。「様々な事情を抱えた人が来るので、それぞれの対応が難しい」「個人的な要望が出てきたりするので困る」「こんな状況の中、家族にもし会えなかったら不安」「慌てず、冷静に判断しなければいけない。リーダーが必要」など、様々な気付きがありました。

また、佐々木地区の全ての人が安心して避難所生活を送るために、大切なキーワードとその理由を班で考えました。大切なキーワードは「思いやり」「地域との連携」「助け合い」「お互い様」「助け愛→コミュニケーション」「協力」、理由は「みんなが被災しているから、助け合わないと生きていけない」「不安を緩和するため、助け合うためにもコミュニケーションが大切」「自分がいいと思ってやることが、他の人にとっていいこととは限らない」「自分以外にも困っている人がいる」など様々な意見が発表されました。

話し合いの中で、地域の方が「どうしてそう思ったの?」「〇〇なことについてはどう思う?」といった声かけをして下さり、中学生がしっかりと考えて発言し、地域の方がまたアドバイスするとてもよい活動となりました。

担当者より一言

日頃から全校での活動を多く実施している佐々木中学校は、縦割り班の活動でも1~3年生まで仲良く積極的に話し合う様子がみられ、あいさつも笑顔も素敵な中学生のみなさんでした。

NPO法人ふるさと未来創造堂 担当者:星野

この記事を書いた人

英里星野

NPO法人ふるさと未来創造堂

新潟県内を中心に、地域に根差した防災教育の推進をサポートするNPO法人です。 防災の視点を添えた3つのサポート(学校サポート・地域サポート・家庭サポート)を柱に、地域一体での「共育社会の再建」を目指しています。

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