各校の取り組み

災害が起こったらどう行動する?(新潟市立桃山小学校)

新潟市立桃山小学校

状況・ニーズなど

  • 7月の防災学習において、3・5・6年生は津波について、4年生は地震について学習した。
  • 東日本大震災時の映像や、防災教育プログラムを活用した。(3年生の反応…東日本大震災の記憶がない・津波は怖い)
  • 別の視点での津波への備えについて学びたい。次年度以降も、教員を中心に進めていけるようにしたい。
  • 子どもが家庭に持ち帰って、家庭と連携できるプログラムにしたい。

プログラムの目標

(子どもたちに感じてほしいこと・言ってほしい言葉 など)

  • 災害が起こったとき、近くに家族や先生がいるとは限らないので、自分で判断して自分の身を守らなければいけないと思った。
  • いざという時に落ち着いて一人で判断できるように、普段から家族とよく話し合いをする必要があると思った。
  • 災害がおこった時にできることは限られているけれど、起こる前に準備できることはしておこうと思った。
  • 普段、学校や家でやっていることが、いざという時に命を守ることにつながっていると気付いた。

企画のねらい

  • 災害発生直後の行動について、自分に置き換えて考えることで、災害を自分の身に降りかかることとして捉える
  • 自分の身に降りかかることとして捉えたうえで、普段から何に備えておいたら良いか考え、家族と話し合うきっかけとする
  • クロスロード(災害時の判断に迷う正解のない選択)を通して、一人一人考え方が違うことに気付き、さまざまな意見に触れることで、より深く「命を守ること」について向き合う

用意するもの

  • 桃山小学校
    プロジェクター、スクリーン、マイク (2本)、赤白帽 (クロスロードの意思表示用・児童に持参させてください)
  • 中越防災安全推進機構
    スライドデータ、レーザーポインター、ノートパソコン、記録用カメラ、防災グッズチェックリスト (1人1枚×人数分)

授業の流れ

[1] 導入

全体の流れ

◆東日本大震災の話

=この地域で地震災害が起こった場合の具体的な状況のおさらい

  • 建物の倒壊・道路の崩壊など風景が一変する
  • 津波が発生する

使用するもの・留意点

  • 児童は赤白帽を持って整列

[2] 展開

全体の流れ

【ゲーム説明 (5分) 】

  • 正解のない問題のため、どちらを選んでも可
  • 赤白帽の使い方練習

【防災クロスロードゲーム (25分)】
1. 下校時に津波の起こりうる地震が発生した場合
2. 避難時にペットを伴う場合

使用するもの・留意点

  • 整列したままの状態で行う
  • はい・いいえの立場の意見を、それぞれの学年から複数人発表してもらう
  • 意見が出たあと、それぞれの立場で何に困るか、困らないためにはどんな準備が必要かスライドを見ながら全員で確認する

 

[3] まとめ

全体の流れ

【まとめ】

  • 日頃の活動が全て防災につながっている
    →自分で考えて行動することが大切

使用するもの・留意点

  • 講座終了後、各クラスで防災グッズチェックリストを配布する
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