新潟県防災教育プログラム

  • 地震災害・選択-4
  • 小学校 3~4年生
  • 行動する

防災倉庫を調べる 選択-4

ねらい

  • 地域の防災倉庫に入っている防災備品を調べる。
  • 防災備品の役割を知り、地震への備えを学ぶ。

事前の準備

  • 近隣の自主防災組織 (町内会、自治会) に連絡し、防災倉庫の有無や救助救援型であることを確認した上で、防災倉庫の見学について協力を依頼する。
  • 授業に使用できる環境条件 (安全な立地、倉庫前に空間がある、近所の迷惑にならないなど) が整っているかを確認する。
  • 防災倉庫について不明な場合は、市町村の防災担当窓口に連絡して、学校周辺の防災倉庫 を紹介してもらう。
  • 自主防災組織の方などに立ち会いを依頼し、可能であれば防災備品の説明をしてもらう。
    また、立ち会いが難しい場合は、事前打合せを行い、備品の概要や役割等を聞いておく。

注:所要時間として2時間程度を想定 (導入1と展開2で1時間、展開3とまとめで1時間)
※防災倉庫には次の2種類のタイプがあり、本授業では救助救援型の倉庫を見学する。

授業の流れ

[1] 導入

1. 防災倉庫を調べることを伝える

災害に備えて地域内に防災倉庫があることを知っているか問いかけ、知っていることを発表させる。
学校の近くの防災倉庫を調べることを伝え、倉庫の場所を説明する。
ワークシートと画板を配り、倉庫の中身を記録するように指示し、終わったら出発する。

【問いかけの例】

  • 防災倉庫を知っていますか。
  • どこにあるか知っていますか。
  • 中にどんなものが入っていますか。

ワークシートC

[2] 展開

2. 防災倉庫に行って調べさせる

防災倉庫を開けて、中に入っている備品を児童に確認させる。事故がないよう、取り扱いに注意を促す。
倉庫内にある備品の役割を調べさせ、ワークシートに記入させる。

3. 教室に戻って確認する

黒板に拡大したワークシート (リスト部分) を貼り、倉庫に入っていたものを児童に発表させながら記入していく。
リストが完成したら、それぞれの品物がなぜ用意されているのかを考えさせ、ワークシートに記入させて発表させる、地域内には救助や救援のための倉庫があることを確認する。
その他に、食料や水、毛布などを備蓄している防災倉庫があることを説明し、色々な備えを行っていることを理解させる。

資281~285:防災備蓄倉庫の一例

資281~285:防災備蓄倉庫の一例

資281~285:防災備蓄倉庫の一例

[3] まとめ

4. 防災倉庫についてわかったことを確認する

授業の感想、新たに知ったこと、考えたことをワークシートに記入させて、何人かの児童に発表させる。

ワークシートB-2