新潟県防災教育プログラム
避難所と避難者について考える 基本-5
ねらい
- 中越大震災、中越沖地震の時の避難所の様子を知る。
- 避難所における中学生の役割や行動について考える。
事前の準備
- 【資料303】を参考に、学校区周辺の避難所を調べてリストを作成しておく。
- 避難所生活を経験したことのある先生や知人・友人がいれば、当時の状況を聞いておく。
注:グループ (班) 別の学習を想定
授業の流れ
[1] 導入
1. 避難所への関心を喚起する
学校や自分の家の近くの避難所を知っているか問いかける。
学校区周辺の避難所リストを各グループに配って、地震が起こった時の避難所を確認させる。
資303:各市町村の避難所リストの入手先
地震が起こった時の避難所について学習することを伝える。
[2] 展開
2. 避難所について知る
避難所の様子の写真をプロジェクターやモニター等で投映し、中越大震災及び中越沖地震の際の避難所の様子であることを伝えて写真について説明する。
感想や思ったことを発表させる。
3. 避難所において自分たちができることを考える
ワークシートを配付し (A3以上に拡大コピーまたは模造紙に同じ表を書いておき、各グループに1枚ずつ配付することを想定) 、避難者が困ることや不便を感じることをグループごとに話し合わせ、表に書き込ませる。
上記の避難所で困ることや不便を感じることに対する解決方法について話し合わせ、表に書き込ませる。
上記の解決方法をもとに、自分たちにできることを話し合わせ、表に書き込ませる。
表に書いたことをグループごとに発表させ、全体で共有を図る。
[3] まとめ
4. 避難所についてわかったことを確認する
中越大震災やその他の災害で避難所生活を経験した教職員は、その時の体験談 (知人や友人の体験でも良い) を話す。
授業の感想、新たに知ったこと、考えたことをワークシートに記入させて、何人かの生徒 に発表させる。
ワークシート05