新潟県防災教育プログラム
地震からの身の守り方 (学校内) を学ぶ 基本-1
ねらい
- 学校のイラストから地震の危険性について考える。
- 身の守り方 (机の下に隠れる) を実践する。
授業の流れ
[1] 導入
1. 地震について学習することを伝える
「地震」についてどんなことを知っているかを問いかけ、発表させる。
【問いかけの例】
- 地震についてどのようなことを知っていますか。
「学校の地震ひがい」の写真をプロジェクターやモニター等で投映し、地震の危険性 を知らせる。
資201:学校の地震ひがい
学校にいる時に地震が起きたらどのように身を守るかを学習することを伝える。
[2] 展開
2. 地震の危険性について知る
ワークシートを配付し、イラストを見て地震が起きた時に危ないと思う所に○をつけさせる。
何人かの児童を指名し、教室とグラウンドの場面ごとに、危険だと思った (○をつけた) 箇所と理由を発表させる。
3. 地震が起きた時の身の守り方を学ぶ
ワークシートを配付し、最初のイラストと違う点 (地震で変化した点) を問いかけ、発表させる。
イラストの中の児童がどういう行動をしているかに注目させ、なぜ机の下に入ったり、グラウンドの中央でしゃがんでいるのかを問いかけ、発表させる。
また、机の下に入る以外で、頭を守る方法はないかを問いかけ、発表させる。
※時間に余裕があれば以下について実施
ワークシート (廊下、図書館) を配付し、イラストの危険箇所に○をつけさせ、ワークシート01-4で危険や身の守り方を伝える。
4. 地震が起きた時の身の守り方を確認する
「授業中に地震が起こったらどうするか、今日勉強したことを練習してみよう」と呼びかける。
地震が起きたことを児童に伝え、机の下に隠れて、帽子やランドセルなどで頭を守る行動を実際に行わせる。
【問いかけの例】
- 今、教室が揺れています。地震です。みんな身を守ってください。 (教卓を揺らして臨場感を出す)
例えばクラスを偶数列と奇数列に分けて半分ずつ実施し、体が隠れているか、机の脚を持って動かないようにしているかなど、 お互いに正しく身体が守れているかを確認させる。
[3] まとめ
5. 地震についてわかったことを確認する
学校にいる時に地震が起きた場合の行動 (身の守り方) について、教室やグラウンドなどの場所別に振り返って再確認させる。
身体を守りながら揺れがおさまるのを待ち、揺れがおさまってから、教職員や校内放送の指示に従って落ち着いて行動することを伝える。