これまでの活動履歴

地震被災体験講話・新聞紙スリッパ作り

新潟市立潟東小学校

目次

活動紹介

令和元年7月11日(木)新潟市立潟東小学校参観日にて、3年生を対象に地震被災体験講話・新聞紙スリッパ作りを行いました。

中越地震発生時の写真を見て、実際の被災体験談を聞き、当時の様子や、避難所生活でどんな困りごとがあるのかを学びました。

電気・ガス・水道が使えなくなった避難所生活では、どんな困りごと、心配ごとがあるのか保護者と一緒に考えると、 「電気がつかないと、お風呂やトイレが暗い」「病気になったらどうしよう」「体が洗えない」等様々な意見が出ました。

解決するために、自分たちには何が出来るのか。
「病気にならないために、体操をして体を動かしたり、掃除をして感染症を予防する」「体が洗えない時は、ウェットティッシュなどで体を拭く」「いつも学校でしている掃除や、身近にあるもので解決できることもある」ということを学びました。

その後、保護者と一緒に、新聞紙スリッパを作りました。
避難所に沢山の人が集まると、スリッパが不足してしまいます。災害時は、雪の降る寒い冬ということもあります。 もしかしたら、裸足で避難してきた人もいるかもしれません。
少しでも寒さをしのげるように、衛生的に過ごせるように、身近にあるものを工夫して、履物ができるんだ! ということを体験しました。

自分の足のサイズに合わせて折り込んだり、靴のように足を包み込むように工夫する様子も見られました。
子どもたちは、自分で作った新聞紙スリッパが出来上がると、嬉しそうに履いていました。
先生からは、今日の勉強をきっかけに、自宅の避難袋に新聞紙を入れようと思いました、とお話ししてくださいました。

熊本地震時に、避難所で小学生が活躍した様子も学びました。
子ども達の力は、大人の助けにもなる頼もしい存在です。
潟東小学校の子どもたちも、自分に出来ることを考え、行動が出来るようになってくれると私たちも期待しています。

担当者:NPO法人ふるさと未来創造堂 中野

 

 

この記事を書いた人

英里星野

NPO法人ふるさと未来創造堂

新潟県内を中心に、地域に根差した防災教育の推進をサポートするNPO法人です。 防災の視点を添えた3つのサポート(学校サポート・地域サポート・家庭サポート)を柱に、地域一体での「共育社会の再建」を目指しています。

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