これまでの活動履歴

まちからでできる小学生向け防災講座

柏崎市北条児童クラブ

夏休みになると、児童クラブは毎日朝から子どもたちの声であふれています。
北条児童クラブからの相談があり、避難訓練の実施に合わせ、まちからを飛び出して防災講座を実施することになりました。

子どもたちは一年間を通すと全体で2割程度しか学校の管理下にありません。
そのため、残りの8割を埋めるためにも、こういった学外活動での防災も大切になります。

自分の命を守り、けがをしないこと

今回は避難訓練では自分の命をまず守り、けがをしないことを徹底して訓練した後で、ゲームを通じて、日頃やっていることがいざという時にも大切なのだということが、理解できるようにプログラムを用意しました。
今回のテーマはこちらです。

「人(先生)の話をきちんと聞く」

 

参加者は、小学校1年生から4年生まででしたので、伝言ゲームを中心に組み立てました。
伝言ゲームを通じて、小さな子どもたちにわかりやすく伝えるにはどうしたら良いのか、どう話せば伝わるのなども考えてもらいました。
人の話を聞く、人にきちんと伝えるにはどうするかを考えるきっかけとなったようです。

自分たちにもできることがある

後半は講話を通じて、子どもたちでも困っている人を助けることができることを、実際の被災地で起っていたこと知ってもらった上で、工作に取り組んでもらいました。
工作は新聞紙スリッパと、雨がっぱです。
今回、色とりどりの雨がっぱが咲き乱れました。
まちからでも、カラフルな雨がっぱを用意していますので、作ってみたい人は体験しに来てください。

ちょうどこの講座が終わると同時に、大雨に関する警報が、防災無線から聞こえてきました。
もうお昼の時間の準備をしなければいけない所でしたが、みんなが口に手をあてて、お互いに静かにするように促し合い、放送が終わるまで一言も発することなく聞く姿勢でいることができました。
その間大人たちは一言も静かにしなさいとは言っていません。
早速、「人の話をきちんと聞く」を実践することができて防災力のアップにつながったようです。

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公益社団法人 中越防災安全推進機構

公益社団法人 中越防災安全推進機構は、中越地震に関する記録や研究活動を推進・支援するとともに、研究成果を安心・安全な地域づくりや防災安全産業の振興に役立てようと日々活動をしています。学校や地域での継続した防災教育のサポートを行っておりますので、防災教育にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください!

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