これまでの活動履歴
親子学習備え館の見学
柏崎市立北条小学校
北条ネットワークを学んでいる北条小学校では、コミュニティセンターの授業で北条地区が、中越地震でも被害を受けたことを学んできました。
そなえ館では中越地震の被害を紹介する施設ですが、北条の被害を学ぶには必要な内容が詰まっています。
こういった施設間の連携もメモリアル回廊の強みでもあります。
目次
- 1. 当時の想いを共有する
- 2. 改めて気づく、子を守る親の強さ
当時の想いを共有する
今回はお母さんたちから、沖地震の際にどうやって君たちを守ったのか思い出してもらい、親子で共有することも狙いの一つとしていましたので、そなえ館のスタッフには、子どもだけでなく親にも当時を思い出してもらえるような内容にしてもらいました。
その甲斐あって、お母さんたちも見学の最中に、「そういえば…」と当時を思い出していたようです。
また、過去にまちからを見学した際に、「次は防災工作もしてみたい!」という児童から意見もあったとのことで、工作も取り入れてもらいました。
この際にはスタッフの体験談を聞いてもらってから工作を行い、この講座を通して学んだ、自分ができることを「防災宣言」として書いてもらいました。
改めて気づく、子を守る親の強さ
そして、今回は親子トークとして、親から子へ当時のことで困ったこと、助かったことなどをお話してもらう時間を設けました。
子どもたちがそれを付箋に書き取り、まとめていったのですが、ここでは、もっとお母さんたちに対してファシリテートが必要だったと感じました。
お母さんたちは当時の子どもの世話を当たり前と思っていて、子を守るためにずっとおんぶをしていたとか、優先して食べ物をわけてもらったとか、普通だったら大変と思う所も大変だとは思っていなかったのです。
そのため、大変だったことが出てこず、急遽、思い出を追加で質問に加えていただき、当時のことを振り返ってもらいました。
これらを班ごとにまとめ、最後は今日のことを作文にまとめました。先生から「題名には命を込めて!」と、説明があって、みんな熱心に書き込んでいました。経験してすぐ書くことで、より熱量のある作文になったようです。
この記事を書いた人
公益社団法人 中越防災安全推進機構
公益社団法人 中越防災安全推進機構は、中越地震に関する記録や研究活動を推進・支援するとともに、研究成果を安心・安全な地域づくりや防災安全産業の振興に役立てようと日々活動をしています。学校や地域での継続した防災教育のサポートを行っておりますので、防災教育にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください!