これまでの活動履歴

伝言ゲームを通し、親子で防災を考える

妙高市立斐太北小学校

妙高市の斐太北小学校で「親子で一緒に考えよう~災害が起こったときに大切なこと~」と題したPTA教養講座に講師として行ってきました。
小学校4~6年生と保護者の方々での約110名の参加です。

「きちんと人に伝える」ことを伝言ゲームで考える

昨年発生した熊本地震で実際見てきた避難所での生活についてお話ししました。
避難所は、いつもの学校と違ってたくさんの人が集まり、注意する貼り紙もたくさんになりました。

たくさんの人が集まれば、注意することもたくさん出てきます。
そういった避難生活をする上での大切なルールをきちんと他の人に伝えられるか。
それを伝言ゲームを通して親子で考えました。

その言葉が誰でもわかるかどうか考える

簡単な問題をしてから難しい問題をしましたが、難しい問題はほとんどのグループが間違えて伝わっていました。
では、そんな難しい言葉はどうすれば年下の子に伝わるのでしょうか。
「年下の子にしっかり伝えるためにはどうしたら良いか」グループで相談しました。

「簡単な言葉で伝える」「絵を書いて伝える」などなど、年下の子を思いやった意見が出ました。

自分たちだからできることを考える

そして、熊本地震の避難所で小中学生は何をしていたのかという話を聞きました。
避難所の体育館の掃除やトイレが使えるようにプールから水を運んだり、年下の子と遊んだり、大人と一緒にみんなで助け合って生活をしていました。
掃除道具やプールの場所、学校のことを一番知っているのは毎日通っている子どもたちです。
その毎日の生活が災害時にも役に立つことを学びました。

児童からの感想

  • 普段していることが災害時にも繋がることを知ったので、できることを増やしていきたい
  • 災害が起こったら自分にできることをしたいし、常に自分に何ができるか考えて生活したい

保護者の方からの感想

  • 自分の子どもは3年生で参加していないので、今日のことを夕食時に話したい

子どもと保護者が一緒に楽しそうに学んでいるのが印象的でした。
そして、子どもたち一人一人の素直な気持ちを感じられた講座でした。

この記事を書いた人

site-manager

公益社団法人 中越防災安全推進機構

公益社団法人 中越防災安全推進機構は、中越地震に関する記録や研究活動を推進・支援するとともに、研究成果を安心・安全な地域づくりや防災安全産業の振興に役立てようと日々活動をしています。学校や地域での継続した防災教育のサポートを行っておりますので、防災教育にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください!

  • twitterシェアボタン
  • google+シェアボタン