新潟県防災教育プログラム
津波の高さを調べて実感する 選択-2
ねらい
- 過去の津波災害の事例に基づき、手作りテープを作成する。
- 手作りテープで色々な高さを測り、津波の高さを実感する。
事前の準備
- 10cmごとの目盛をつけた1mのテープを作り、それを5本貼り合わせて5mのテープを作るため、各グループとも5本 (計25m分) ずつ用意する。
- 学校の校舎の高さなどを調べておき、適宜、授業中に提示できるようにする。 (通常、建物の1階は高さ3~4m程度)
授業の流れ
[1] 導入
1. 津波からの逃げ方を確認する
東日本大震災の被災写真を提示して、津波が高い所まで達することに気づかせる。
【問いかけの例】
- 写真を見て気がついたことを話し合いましょう。
- 屋上の人はなぜ助かったのでしょう。
過去の津波災害における津波高さを紹介する。
授業では津波の高さがどのくらいかを調べることを伝える。
[2] 展開
2. 手作りテープで津波の高さを測らせる
グループに分かれて、それぞれ長さ5m程度の手作りテープを作らせる。
この5mのテープを使って、背の高い児童、黒板、入口のドアなど、教室内の色々なものの高さを測らせる。
新潟地震の時の津波の高さ (5m) のテープを作り (上記5mテープから1m分を除く) 、階段などから垂らして長さを実感させる。
スマトラ島沖 (10m) や東日本大震災 (9.3m) のテープを作り、それぞれの津波の高さを実感させる。
[3] まとめ
3. 授業を振り返り、津波の避難場所を考えさせる
津波の高さについてわかったことや感想を発表させる。
津波から逃げるには、どういった場所に逃げれば良いかを考えさせ、発表させる。