新潟県防災教育プログラム

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土砂災害から身を守る方法を考える 基本-4

ねらい

  • 学校周辺 (地域) のハザードマップを確認する。
  • 土砂災害から身を守る方法について考える。

事前の準備

  • 学校区周辺のハザードマップ (または土砂災害警戒区域) を入手しておく。
  • ハザードマップは、教職員用資料「資306:新潟県市町村防災担当窓口一覧 (土砂災害) 」に紹介している市町村の防災担当窓口から入手するほか、
    「資304:ハザードマップの入手法」で紹介している新潟県ホームページのURLアドレスを参考に、教職員で出力・準備する。
    ※市町村がまだ作成していない場合は、近隣市町村のものを使用する。

注:グループ (班) 別の学習を想定

授業の流れ

[1] 導入

1.土砂災害への関心を喚起させる

土砂災害の映像や土砂災害CGを映して3つの土砂災害への関心を喚起し、土砂災害から身を守るための備えや行動について学習することを伝える。

資101-122:土砂災害映像や土砂災害CG

資101-122:土砂災害映像や土砂災害CG

[2] 展開

2.ハザードマップから身の守り方を考える

土砂災害の危険区域や避難場所などを確認できる土砂災害ハザードマップを紹介し、自分たちが住んでいる地域のハザードマップを実際に見てみることを提案する。

土砂災害ハザードマップの例

学校区周辺のハザードマップを各班に配付し各班で以下のことを行うよう指示する。

  • 学校周辺や市町村の土砂災害警戒区域を確認し、危険箇所等を知る。
  • 指定避難所の位置を確認し、学校や家からの避難経路を確認する。

ハザードマップを見て、危険箇所や避難所を知ることは、土砂災害から身を守るための「備え」であることを説明する。

ワークシートを掲示し、「備える」「注意する」「早めに避難する」「危険を避ける」の4つの観点から、身を守る行動について話し合いをさせる。
話し合いの結果は用紙に記入させ、班ごとに発表させる。

ワークシート04

資305:土砂災害に対する備えや避難行動について

[3] まとめ

3.学習した内容を振り返る

ワークシートの「うら面」に、授業を通じて考えたことや思ったことを記述させる。

ワークシート04

土砂災害から身を守るために、以下の4点について、生徒と確認する。

  • 非常時の持ち出し品の準備や危険箇所を調べておくなどの「備える」
  • 雨が続いたり大雨になった時や地震の後などには土砂災害に「注意する」
  • 前ぶれなどに気づき、危険を感じたら「早めに避難する」
  • 避難時には山や崖に近づかないなどの「危険を避ける」

資311:特別警報リーフレット