これまでの活動履歴

地域資源を活かした学習

新潟市立亀田西小学校1・2・3年生

新潟市立亀田西小学校の1・2・3年生を対象とした水害に関する防災学習の様子をご紹介します。

資源1:区総務課保有の過去の地域被災写真

学習を組立てるにあたり、まず材料集めとして、区の防災事業を担当している江南区役所地域総務課地域・防災グループに、学区の過去の被災写真がないか問合せたところ、豊富な写真資料を得ることができました。

学区はもちろん、学校の前の道が浸水した様子も残っており、児童が水害を自分ごととしてとらえるために非常に良い資料でした。

現像した写真として残っていたため、スキャンし、スライドに大きく映し出して活用しました。

 

資源2:郷土資料館

江南区は、信濃川・阿賀野川・小阿賀野川に囲まれた亀田郷にあり、地域の多くが海抜ゼロメートル以下の土地で「地図にない湖」と呼ばれてきました。

亀田郷の人々は何度も水害に遭い、そのたびに改良を重ね、現在の豊かな農地を作り上げました。

亀田地域の水害を学ぶうえで、水と付き合ってきた歴史は切っても切り離せません。

今回の学習では、郷土資料館の館長さんより、亀田地域の土地の特徴や、昔の農作業の様子、排水機場の誕生など、当時の写真を交えながらわかりやすくお話しいただきました。

館長さんは、「水は農地を荒らしたり、時には人の命を奪うこともあるけれど、水があるおかげで美味しいお米ができたり、水は私たちにとって欠かせないもの」だと話されていました。

また、「皆さんも、水と暮らしてきた亀田の人々の知恵を受け継いで江南区の未来をつくっていってください」と子どもたちへエールを送っていました。

資源3:防災士

また、地域にお住いの防災士の方からも協力を得て、最後に防災クイズビンゴを実施しました。

※防災士とは:NPO法人日本防災士機構による民間資格。機構が定めたカリキュラムを修了・試験に合格した人が認定される資格。人によって知識・経験に差はあるものの、防災に関する一定の知識・理解があり、普段から地域の防災活動に関わる人もいる。

3択のクイズを先生が出題し、答えと解説を防災士さんが担当する形で9問のクイズにみんなで取組みました。

防災士さんは、「ふだんは気づかないけれど、私たちは島に住んでいます」「家族の命を守るために、どこに逃げたらいいか、どんな準備が必要か家族と話し合いましょう」とまとめとしてコメントされていました。

資源を活かした学習

過去の被災写真、郷土資料館館長のお話、防災士のクイズビンゴが盛り込まれた大充実の45分1コマの学習でした。

区役所や郷土資料館など地域にある機関に声を掛けてみることで、学校では持ちえない資料やお話を得ることができます。

協力が得られるかどうかは別として、まずは、地域にどんな資源があるか見渡してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

千明松井

松井 千明

防災教育でお悩みの先生の声を聴き、一緒に考え、背中を押す黒子を目指し日々勉強中です。普段は中越地震のメモリアル施設である「長岡震災アーカイブセンターきおくみらい」にいます。

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