これまでの活動履歴

【新発田市防災キャンプ】二葉小学校の事例

新発田市立二葉小学校

目次

活動紹介

令和元年6月26日(水)新発田市青少年宿泊施設「あかたにの家」にて、5年生を対象に防災キャンプを行いました。
保護者ボランティアの皆さんが全ての活動をサポートしてくださり、とても充実した活動となりました。

まずは滝谷森林公園で川活動。
滝谷森林公園の職員の方から川での救助体験を実際の現場が見える場所でお聞きしました。
一気に水が増えてしまったこと等実際の様子を聞き、雨が降ってきた時や川でサイレンが聞こえた時はすぐに高い所に移動すること等、自分の命を守るための行動を確認しました。

その後、実際に川を歩き、歩きづらさや冷たさを実感しました。
大雨の時、道路が水に浸かってからの避難は、川と違って水が濁って周りも見えないし、とても危険、早めに情報を聞き避難することや住んでいる地域がどうなるか確認しておくことを伝えました。

あかたにの家に移動し、災害時に電気が使えず、真っ暗な避難所や夜にやさしい灯りで足元や枕元を照らすことができるペットボトルランタンを作りました。
みんなの心を少しでも元気にするためにどんな絵を書こうか考え、一人一人が素敵なランタンを作り、宿泊時に使用しました。

この活動をしている間、保護者ボランティアの方がサバイバルクッキングの準備をしてくださいました。
各班の分量を確認したり、道具の準備をしたりと大活躍でした。

ペットボトルランタンの後は夕食作りです。
保護者の方が各班にサポートに入ってくださり、とてもおいしいごはん、スープ、サラダが完成しました。

災害が起きた時はまず自分の命を守ること、そして避難所ではみんなで協力して乗り切ること、工夫することを二葉小学校の皆さんは日頃から学校・地域・家庭で様々な体験をしながら学んでいるのだと感じます。

最後に、「川活動までと思っていたけど、最後までいます!」と残ってサポートしてくださった保護者の方がいたりと、学校だけでなく、地域・家庭で一緒に子どもの命を守る二葉地域の皆さん。ありがとうございました。

※子どもたちからのお手紙からの抜粋です。

「ぼくはひなん所の生活は家みたいにできないし、周りの人などがいっぱいいて大変だなと思いました」
「川はすごくすべって転びそうでした。だけどそのことがわかって本当の災害の時にどうしたらいいのかが分かりました」
「とくにごはんを分け合って食べること、協力してごはんを作ることが心にのこりました」

担当者:NPO法人ふるさと未来創造堂 中野

 

この記事を書いた人

英里星野

NPO法人ふるさと未来創造堂

新潟県内を中心に、地域に根差した防災教育の推進をサポートするNPO法人です。 防災の視点を添えた3つのサポート(学校サポート・地域サポート・家庭サポート)を柱に、地域一体での「共育社会の再建」を目指しています。

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