これまでの活動履歴
復興記録誌を読み解く
長岡市立旭岡中学校1年生
11月7日(水)に長岡市立旭岡中学校1年生が班別学習できおくみらいに来館されました。
「震災復興」をテーマに学習をすすめており、事前にたくさんの質問をもらいました。
・復興作業で一番大変だったこと
・復興する時に、どんな風に目標を立てたのか
・震災を通じて長岡のことをどう思ったか
・その後、行い続けている追悼などはあるのか
きおくみらいでは、中越地震で被害を受けた地域がまとめた記録誌を多数所蔵しています。
震災から数年後に刊行されたもの、震災から10年の節目に刊行されたもの、いずれの資料もそこに暮らす方々の生の声や想いが詰まっており、この地域で営まれてきた震災前後の暮らしに触れることができます。
生徒の皆さんには、iPadを使って各地の様子を見てもらったほかに、この復興記録誌を読み解き、自分の考えた質問の答えを探してもらいました。1年生には難しい言葉や概念も一部あったとは思いますが、すぐに集中して資料を読み込む姿が印象的でした。
引率の先生は当時山古志中学校にお勤めで、その時のことを寄稿した記録誌もきおくみらいにありました。
これらの資料は広く出回ることは少なく、これだけの種類の記録誌を一か所で読めるのはきおくみらいの他にはありません。いわば目玉コレクションです。
貸出も行っておりますので、震災からの復興をテーマにした調べ学習などをお考えの場合はぜひご活用ください。
この記事を書いた人
松井 千明
防災教育でお悩みの先生の声を聴き、一緒に考え、背中を押す黒子を目指し日々勉強中です。普段は中越地震のメモリアル施設である「長岡震災アーカイブセンターきおくみらい」にいます。