これまでの活動履歴

【防災玉手箱】長岡市立太田小・中学校合同避難訓練

長岡市立太田小・中学校

「防災玉手箱」とは?

長岡市内の小・中学校の防災教育の授業に活用できる教材(防災学習プログラム、講師派遣、参考資料等)を、「玉手箱」を模した箱にひとまとめに分かりやすく収納したものです。いつでも気軽に利用できるように工夫がされてあります。

各学校において、授業時間や学びたい内容に応じて教材を選択しながら、児童生徒が分かりやすく、楽しく防災について学べ、長岡市内外の様々な資源を活用した授業を実施できるように作成したものです。

※平成29年8月長岡市内の市立小・中学校全校に配付済み

※新潟県中越大震災復興基金義援金事業教育・文化対策事業「ふるさと新潟防災教育推進事業(学校実践)」補助金活用事業

活動紹介

平成30年9月21日(金)長岡市立太田小・中学校合同避難訓練があり、見学に行かせていただきました。地震に関する避難訓練を行った後、地震体験車を全員で体験しました。

まず、避難訓練前に教室に見に行くと、素敵な1コマがありましたので、ご紹介します。教室にいた女の子が「お手洗いに行こう」とつぶやいた時、そばにいた男の子が「おい、何が起こるか分からないから1人にするのは危ないぞ」「そうだ。俺も今のうちに行ってこよう」というやり取りがあり、皆でトイレに行く姿がありました。

地震の訓練があると聞いていたからだけではなく、きっと普段から自分のことだけでなく、友達のことを考えて行動できる子たちなんだなと感じました。

その後、すぐに非常ベルがなり、サッと皆で集まり頭を守っていました。先生のいない時間に非常ベルがなりましたが、小・中学生共に話したりふざけたりしている人は1人もいなく、静かに放送で指示があるまで身を守る行動をとっていました。

この日は雨が少し降っており、体育館に集合となりましたが、先生が報告を行っている間も、頭を守りながら静かに待機していました。校長先生のお話の後、地震からの身の守り方について少しお話をさせていただきました。

そして、地震体験車の体験です。小学生はすごい揺れでとても驚いていた様子でした。中学生の中で、地震体験車から緊急地震速報が聞こえると「今のうちにテーブルに!」と声を出した子がいました。その声につられ、他の生徒もテーブルの下に移動していました。

担当者より一言

思いやりの心と行動力のある太田小・中学校の皆さんでした。大変素晴らしい避難訓練でした。

NPO法人ふるさと未来創造堂 星野

この記事を書いた人

英里星野

NPO法人ふるさと未来創造堂

新潟県内を中心に、地域に根差した防災教育の推進をサポートするNPO法人です。 防災の視点を添えた3つのサポート(学校サポート・地域サポート・家庭サポート)を柱に、地域一体での「共育社会の再建」を目指しています。

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