これまでの活動履歴

【新発田市防災キャンプ】七葉小学校の事例(一泊二日)

新発田市立七葉小学校

活動紹介

平成30年9月11日(火)~12日(水)新発田市青少年宿泊施設「あかたにの家」にて、4年生を対象に防災キャンプを行いました。その中で、1日目夜の活動「避難所について学ぼう」を担当しました。

避難所生活の様子や避難所では皆が協力して助け合うことの大切さを伝えた後、カードを使って食料を分け合う体験を行いました。

家族カードと食料カードをそれぞれ1枚ずつ配り、グループで避難者の人数やどんな人がいるか、どんな食料や道具があるかを確認した後、各グループでどうやって分け合うかを考えました。

「まずは、ずっと食べていない人にあげたらいい」「〇〇ちゃんの弟の〇〇くんがもしお腹すいていたらって考えたら、先にあげた方がいいと思う」「それだったら、おばあさんとかだってそうじゃない?」など、状況を思い浮かべながら、自分のことだけではなく、色々な人の気持ちや状況をふまえて相談をしていました。

最後に、実際の避難所ではどうだったかを伝え、避難所では、「思いやりとゆずり合いが大切」「自分の家でしっかり準備することが大切」と伝え、まとめました。

そして、「足湯体験」を翌日行うことになっていたため、足湯体験の方法を説明しました。避難所で行われる足湯は、ただ単にリラックスするだけではなく、足をお湯につけてもらい、ハンドマッサージをしながら避難者の方々のお話を聞きます。そうすることで、避難者の方々が日頃溜め込んでいる気持ちを聞くことができたり、体調の変化に気付いたりと様々な効果があることを伝え、活動は終了しました。

担当者より一言

食料を分け合う体験では、「あとから来るって言っている人の分も考えてあげないといけないと思う」など、子どもたちが実際に避難者の方々と食料を分け合うイメージをしながら活動することができました。こういった思いやりの気持ちは防災だけではなく、日頃の生活で相手を思いやる心を育てる効果にもつながるのではと感じました。

NPO法人ふるさと未来創造堂 担当者:星野

この記事を書いた人

英里星野

NPO法人ふるさと未来創造堂

新潟県内を中心に、地域に根差した防災教育の推進をサポートするNPO法人です。 防災の視点を添えた3つのサポート(学校サポート・地域サポート・家庭サポート)を柱に、地域一体での「共育社会の再建」を目指しています。

  • twitterシェアボタン
  • google+シェアボタン