これまでの活動履歴
【防災玉手箱】洪水災害からの身の守り方
長岡市立日越小学校
「防災玉手箱」とは?
長岡市内の小・中学校の防災教育の授業に活用できる教材(防災学習プログラム、講師派遣、参考資料等)を、「玉手箱」を模した箱にひとまとめに分かりやすく収納したものです。いつでも気軽に利用できるように工夫がされてあります。
各学校において、授業時間や学びたい内容に応じて教材を選択しながら、児童生徒が分かりやすく、楽しく防災について学べ、長岡市内外の様々な資源を活用した授業を実施できるように作成したものです。
※平成29年8月長岡市内の市立小・中学校全校に配付済み
※新潟県中越大震災復興基金義援金事業教育・文化対策事業「ふるさと新潟防災教育推進事業(学校実践)」補助金活用事業
活動紹介
平成29年7月13日(木)長岡市立日越小学校にて、4年生を対象に「洪水災害からの身の守り方」をテーマに防災教室を行いました。
まずは、地域の防災士の方々から、平成16年7.13水害時の日越地域の被害の様子、手描きのイラストを使った「大雨の時危険な場所」について、お話をしていただきました。
次に、浸水時の危険イラスト資料を配付し、洪水災害から身を守る方法を考えさせるため、具体的な状況を想定し、グループで話し合わせました。
【想定】朝から大雨が振り続いている。夕方、家に1人でいるとき、家の前の道路は30cmくらい水につかってしまいました。あなたはどのようにして自分の身を守りますか?
子どもたちはこれまでの学習や浸水時の危険イラスト資料などを参考にし、「上の階に逃げる」「2階に食料を運んで助けを待つ」など具体的に自分の身を守る方法について活発に話し合っていました。
最後に、自宅での避難時どんな備えや準備が必要か理由も含め、グループで話し合わせました。「食料→食べ物がないと生きていけない」「ラジオ→情報・まちの様子が分かる」など沢山の意見が発表されました。
※「防災玉手箱」活用教材・・講師派遣
担当者より一言
地域全体で子どもを育てる教育風土が学校全体に根付いている日越小学校。防災教育においても地域の人とかかわり、共に学び合います。
災害・防災についても地域の大人から学ぶ過程から、郷土愛を深める。具体的な状況から「その時、自分はどう行動するか?」を対話を通じて考える。災害を自分ごととして捉えるとともに、「大人の背に学び、深まる子どもの郷土愛」「自分で考え、行動する力」を学校と地域が協同で育んでいます。
NPO法人ふるさと未来創造堂 担当者:星野
この記事を書いた人
NPO法人ふるさと未来創造堂
新潟県内を中心に、地域に根差した防災教育の推進をサポートするNPO法人です。 防災の視点を添えた3つのサポート(学校サポート・地域サポート・家庭サポート)を柱に、地域一体での「共育社会の再建」を目指しています。