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【やさしい日本語】鏡が沖中学校1年生が考える避難所でできること

柏崎市立鏡が沖中学校

中越沖地震の際に、多言語支援で活躍された語り部からやさしい日本語を学び、避難所にあふれる情報をテーマとして中学生が避難所でできることを考えました。

 

やさしい日本語を通じて考える中学生ができること

鏡が沖中学校の1年生が防災教育の一環としてまちからに訪ねてきてくれました。
今回は柏崎地域国際化協会事務局長清水さんと何度か打ち合わせし、語り部プログラムと防災教育を「やさしい日本語」でつなぎました。

やさしい日本語は、阪神淡路大震災を契機として外国の人たちへわかりやすく日本語を伝えるために考案されて、中越沖地震発生時の柏崎で実践された教訓のひとつでもあります。

自宅が全壊し倒壊した家屋から脱出し、翌日から多言語支援をした経験をもち、そのネットワークを駆使した支援は、柏崎方式としてその後の災害対応にも行かされるようになりました。その中心的人物が清水さんです。

まず伝言ゲームです。
簡単な言葉でも、10人が伝えていくと、正確には伝わりません。10チーム中、完璧に伝達できたのは1チームだけでした。
ゲームを通じて情報の伝達が難しいことを実感した上で講座に入りました。

清水さんからはご自身の経験とともに、実際に相談を受けた応急危険度判定の3色の用紙を使ったワークを行いました。避難所での出来事を想定して、この3色の紙に対して、外国の人が困っている、お年寄りが困っているなど想定し、書かれている内容を「やさしい日本語」に翻訳してもらう作業を行いました。
「みんな違ってみんないい」いつも清水さんと話していることですが、人と違う意見を述べることも大切なことに気付いてもらいました。

易しい表現で、優しい気持ちを伝えること

今回の講座は、主体的に考える姿勢を持つことを目的として、防災ややさしい日本語を取り上げつつ、避難所で中学生ができることをイメージする内容としました。
清水さんの言葉に、「易しい表現であるとともに、優しい気持ちを伝えるのが「やさしい日本語」とお話いただきました。

防災教育を通して感じていることは、学校に通う生徒さんたちにとって「死」をイメージすることは難しいと考えます。私たちでさえ、日常的に死は身近にあるものではないように思います。
ですが災害時に困っている人を助けることは、イメージしやすいと思います。だからこそ、災害時に人を助けるためには、自分自身の命をまず守ることが大切になってきます。
「自分を守れる人は、誰かを助けられる人」今回の講座の結びとしました。
今後鏡が沖中学校では、避難訓練も行われます。ここでは生徒のみなさんで考えている避難経路図が使用されるとのこと。期待しています。

 

この記事を書いた人

筑波 匡介

筑波 匡介

中越沖地震の経験を展示する施設「まちから」の案内役です。 防災教育を通じて、「地域への愛着」を育み、「まちづくり」に関わる人たちをたくさん増やしていきたい考え、地域の人たちとともに、『命と地域を大切に想う気持ちを育む』防災教育を進めています。

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