これまでの活動履歴

地域に対する想いを深める授業

柏崎市立柏崎小学校

沖地震の年に生まれた子どもたちの学年が、作文の調べ学習のために来館しました。
2クラスなので、2つに分けて対応させていただきました。

自分たちの住む街が受けた被害

まちからの近所に住む子どもたちもいるので、顔なじみの子たちも数人。
まちからのヒビを初めて見る子たちもいて、固いコンクリートの床に入る大きなヒビにびっくりの様子でした。
まちから自身も地震を伝える震災資料となっています。

柏崎小学校の当時の様子や、今日歩いてきた街並みが被害を受けていた写真を見て知ることで、我が事感が増したようです。
さらに今回は、先生のニーズも受けて今までに学習してきた「えんま市」「ぎおん柏崎花火大会」そして明日見学に行くという「クリーンセンター」についても内容に加えました。

まちに対する想い

作文には防災だけでなく、地域を大切に思う気持ちもテーマに入っています。
先生方もそこを重点的に考えてほしいということで、地震で中止した花火大会を再開させた人たちの想いは?えんま市を続けて開催させた人たちの気持ちは?といった投げかけを行いました。

この地域に住む人たちのまちに対する想いを考える。

 

ちょっと難しいかもしれませんが、とても大切なことだと思います。
子どもたちはしばらく考えていましたが、助け合いの気持ちや、町に住む人を笑顔にしたいと思ったから、文化は大切にするべきだから、といったまちを復興させる人たちの気持ちを考えた答えが次々出てきました。

今後、総合学習でこのテーマももう少し深堀していくとのこと。
防災や、日頃の備えをお伝えしたいので、もちろん命を守ることについてお伝えします。
ですがそれと同じくらい地域を思う気持ちを大切にしてほしいと考えています。
防災教育を通じた地域学習の提案など年度後半戦はお手伝いさせていただきます。

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公益社団法人 中越防災安全推進機構

公益社団法人 中越防災安全推進機構は、中越地震に関する記録や研究活動を推進・支援するとともに、研究成果を安心・安全な地域づくりや防災安全産業の振興に役立てようと日々活動をしています。学校や地域での継続した防災教育のサポートを行っておりますので、防災教育にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください!

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