これまでの活動履歴

5、6年生向け津波防災講座

長岡市立上川西小学校

長岡市立上川西小学校で保護者参観日にあわせ、5,6年生向けに津波災害をテーマとした防災講座を行いました。

この地域には、津波は来ませんが、夏には海に遊びに行ったり、将来は海の近くに住むこともあるかもしれないので、津波をテーマにした防災講座をしてほしい、という先生からのご要望があり、実施いたしました。

津波のメカニズムを知る

津波は当然のことながら地震後に発生しますが、海底火山の爆発や隕石が落ちることでも生じることがあります。

津波の怖さを知る(実験映像)

50cmの高さでの波を発生させる実験装置で、大人でも流される様子の映像を見て、子どもたちに津波の怖さを認識してもらいました。

 

津波からどのようにして身を守るのかを考える

1と2を踏まえた上で、それではどのようにしたら津波から身を守ることができるのかを周りの人と相談しながら、考えてもらいました。
高い所へ逃げる、ラジオなどで情報をきちんとつかむ、大人の指示に従う、などなど子どもたちからたくさん意見が出されました。

津波避難三原則を学ぶ

津波避難三原則

  • 想定にとらわれるな
  • 最善を尽くせ
  • 率先避難者たれ

津波三原則とは、釜石市などで防災教育を実践してきた群馬大学の片田敏孝先生の提唱しているもので、津波からの逃げ方や逃げるときの心得のことです。
この津波避難三原則を、実際に東日本大震災で津波被害にあった釜石市の事例を元に子どもたちにわかりやすく紹介しました。

家で家族との集合場所や連絡手段について話し合う

自然は想定を超えることがあります。
津波だけでなく災害時にどう行動すべきなのかを、家族で普段から考えておく必要があることも伝えたうえで、「みんなの避難ルール」を配布し、これを元に各家庭で話し合いをしてもらうように伝えました。

「みんなの避難ルール」は宮城県にある河北新報社という新聞社のHPからダウンロードができます。(https://www.kahoku.co.jp/special/bousai/pdf/HinanRule3.pdf)
東北で起きた悲劇を忘れないよう、自分たちに日頃からできることを考えて、行動に移せる子どもを育んでいきたいと思います。

 

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公益社団法人 中越防災安全推進機構

公益社団法人 中越防災安全推進機構は、中越地震に関する記録や研究活動を推進・支援するとともに、研究成果を安心・安全な地域づくりや防災安全産業の振興に役立てようと日々活動をしています。学校や地域での継続した防災教育のサポートを行っておりますので、防災教育にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください!

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